<<< 販売終了品情報 >>>
■ 「ぴるる」:PLL83B 販売終了。(2013年3月16日発売) -->後継機:PLL832E
PLL83Bカタログ PLL83B取扱説明書
■ 「ぴるる」:PLL832 販売終了。 -->後継機:PLL832E
PLL832カタログ PLL832取扱説明書
PLL832/PLL833共通の制御部回路図
■ 「ぴるる」:PLL833 販売終了。 -->後継機:PLL833E
PLL833カタログ PLL833取扱説明書
PLL832/PLL833共通の制御部回路図
■ 「PLL352シリーズ」販売終了。 -->後継機:PLL43BL
「ぴるる」PLL352シリーズ(外部同期入力付き)
「PLL352シリーズ」(写真上)では、外部同期切替用手動スイッチを設けました。
内蔵VC-TCXOも10MHzになりました。内部同期に切替時は、LED1点灯により、表示します。
PLL352シリーズは、内蔵のTCXOに加え、外部同期用の10MHz入力ポートを備えており、
GPS同期OCXOやルビジウム発振器と接続するなら、周波数精度は10桁近くにも向上します。
いずれのシリーズも、現行バージョン(2.9x)のファームウェアには
「サポート情報」ページに記されている追加機能が含まれています。
PiLuLu のセット内容(モジュール本体、エンコーダ、電源(USB)コード、取扱説明書、サポートID)
(液晶表示器無しモデルには14極ピンヘッダ・ソケット、P1用トリマ抵抗、ネジ類が付属します)
(PLL350Nシリーズ)「周波数-出力レベル」特性グラフ(データご提供:和功通信工業株式会社 様)
(シングルポート、他方は終端、測定値は高調波を含む値、ケーブルロス0.1dBを含む)
POWER METER E4419B, POWER SENSOR E9300A
■ 「PLL352シリーズ」(販売終了)
「ぴるる」PLL350Nシリーズ(外部同期入力無し)
★ファームウェア v2.9x(統合安定版)での、新機能、変更点
(v2.5x~v2.8xではEEメモリ書込み異常の不具合を生じていましたが、
今回の v2.9x で修正しました。v2.4x以前にはこの問題はありません)
① EE(不揮発)メモリを出荷時状態に戻す機能を追加しました。
仮にEEメモリが不用意に書き換わったとしても、
ユーザー様にて出荷時状態に戻して頂くことが出来ます。
(SW2の長押しで入るSetupコード変更画面にて選択出来、SW2の短押しで完了させます。)
② 再起動時のカーソル位置(ch位置/周波数位置)を変更可能にしました。
(①と同様に、SW2の長押しで入るSetupコード変更画面にて選択出来ます。)
③ モデルごとに異なっていた部分を統合して、単一のファームで切り替えられるようにしました。
(一部のモデルではオーバードライブにするとCN比がアップします)
バージョン表示には、モデル別の初期値表示だけの違いを残すようにしてますが、
設定を変更して、既存のどの機種(モデル)にも対応できます。
「Setupコード再設定機能」を参照。
④ 出力レベル表示値にチャンネル毎にバイアス値(+15~-16の整数値のみ)を加えられるようにしました。
(カーソルを出力レベル表示位置に移動し、SW1を押しながらup/downまたはエンコーダを回転)
⑤ 振幅レベルの特性データを採るための、スイープモードも追加しました。
エンコーダ入力のフィルタリング時定数を大きくしました。
⑥ バックアップのタイミングを改善しました。(無操作となってから0.5秒後としました。)
■ Setupコード再設定機能の使い方(PLL350N, PLL351, PLL352)v2.9xのみ
モデルごとに異なっていた部分を統合して、v2.9xでは単一のファームで切り替えられます。
Setupコードを再設定することにより、切り替えます。
Setupコードが偶数のもの(左列)はLN(位相雑音低減)、奇数のもの(右列)はLS(フラクショナルスプリアス低減)。
モデルに適合するコードを設定する必要があります。
モデルに適合しない設定をすると正常な動作にはなりません。
モデル別の初期値は01モデル=0、03モデル=3、R5モデル=8、R7モデル=Bとなっています。
オーバードライブの設定(コード6, 7)での動作は保証外です。
リファレンスダブラ(Dビット)=1の設定(コード6, 7)では同期入力波形によっては不安定になる可能性があります。
出荷時状態では、R7モデルのSetupコードは[B]であり、位相比較周波数(fPFD)は10MHzです。
このSetupコードを[C]または[D]にすると、位相比較周波数(fPFD)が20MHzとなり、
幾分(6dBほど)、位相雑音が改善しますので、お試し下さい。
□ Setupコード=A
□ Setupコード=B
□ Setupコード=C
□ Setupコード=D
Setupコードの値、モデル番号、その設定内容の一覧(↓=Up, ↑=Down)
┌-┬--┬----------------------------------------------------------┐
│0│01│LN, D=0, T=1, Ref=20MHz, Step=100Hz, MOD=4000, fPFD=400kHz│
│1│01│LS, D=0, T=1, Ref=20MHz, Step=100Hz, MOD=4000, fPFD=400kHz│
│2│03│LN, D=0, T=1, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=1000, fPFD=10MHz │
│3│03│LS, D=0, T=1, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=1000, fPFD=10MHz │
│4│03│LN, D=0, T=0, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=2000, fPFD=20MHz │
│5│03│LS, D=0, T=0, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=2000, fPFD=20MHz │
│6│03│LN, D=1, T=0, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=4000, fPFD=40MHz │*オーバードライブ
│7│03│LS, D=1, T=0, Ref=20MHz, Step=10kHz, MOD=4000, fPFD=40MHz │*オーバードライブ
│8│05│LN, D=0, T=0, Ref=10MHz, Step=100Hz, MOD=4000, fPFD=400kHz│
│9│05│LS, D=0, T=0, Ref=10MHz, Step=100Hz, MOD=4000, fPFD=400kHz│
│A│07│LN, D=0, T=0, Ref=10MHz, Step=10kHz, MOD=1000, fPFD=10MHz │
│B│07│LS, D=0, T=0, Ref=10MHz, Step=10kHz, MOD=1000, fPFD=10MHz │
│C│07│LN, D=1, T=0, Ref=10MHz, Step=10kHz, MOD=2000, fPFD=20MHz │
│D│07│LS, D=1, T=0, Ref=10MHz, Step=10kHz, MOD=2000, fPFD=20MHz │
│E│ │出荷時状態に戻す(起動時のカーソルはチャンネル位置にする)
│F│ │出荷時状態に戻す(起動時のカーソルは周波数位置にする)
└-┴--┴----------------------------------------------------------┘
(LN=LowNoiseMode, LS=LowSpursMode, D=Doubler, T=Toggler, Ref=同期入力周波数)
操作手順は、まず通常モードでSW2=Rightボタンを長く押すとSetupコード再設定画面に入ります。
次にSW3=Upボタン/SW4=Downボタン、またはエンコーダにより、Setup画面を切り替えます。
所望のSetup画面で、SW2=Rightボタンを短く押す(長押し不可)と設定が完了します。
設定時には画面にはSetupコードの値は表示されませんが、Up/Down操作により順に増減します。
再起動時にバージョン表示と共に、変更後の(現在の)Setupコード値に準じたモデル番号の下1桁が
"->"の右側に表示されます。(次の表示画面例を参照)
┌----------------┐
│PiLuLu v2.97 ->3│*03モデル用のSetupコードが設定されている場合のバージョン表示画面
│ │
└----------------┘
(通常画面から)
| SW2長押し(1秒)
▽
(Setupコード=Bの場合) (Setupコード=Aに変更した場合)
┌----------------┐ ┌----------------┐ ┌----------------┐
│SetupDT Ref Step│U/D│SetupDT Ref Step│ │Changing Setup..│
│R7_LS00 10M 10k │-->│R7_LN00 10M 10k │-> │R7_LN00 10M 10k │・・・通常画面に戻る
└----------------┘ └----------------┘ └----------------┘
↓ SW2短押し(Setupコードの変更が無かった場合)
┌----------------┐ ┌----------------┐ ┌----------------┐
│TX OFFSET FREQ │ │OFFSET FREQ │ │MULTIPLIER 01│
│ 000.0000 MHz│-> │ 000.0000 MHz│-> │ │-> 通常画面に戻る
└----------------┘ └----------------┘ └----------------┘
Setupコードを変えないで(前のSetup画面と同じままで)SW2=Rightボタンを短く押した場合は
従来の「周波数のオフセットと逓倍の変更画面」に入ります。
これらの設定を変更したくない場合は、SW2=Rightボタンを短く押すことを繰り返すことで
終了させて下さい。
Setupコード=0の画面 Setupコード=1の画面 MOD=4000,fPFD=400kHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│01_LN01 20M 100 ││01_LS01 20M 100 │
└----------------┘└----------------┘
Setupコード=2 Setupコード=3 MOD=1000,fPFD=10MHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│03_LN01 20M 10k ││03_LS01 20M 10k │
└----------------┘└----------------┘
Setupコード=4 Setupコード=5 MOD=2000,fPFD=20MHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│03_LN00 20M 10k ││03_LS00 20M 10k │
└----------------┘└----------------┘
(03モデルではCN比が向上します)
(R7モデルでも外部同期として20MHzを入力すれば向上します)
Setupコード=6 Setupコード=7 MOD=4000,fPFD=40MHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│03_LN10 20M 10k ││03_LS10 20M 10k │
└----------------┘└----------------┘
(03モデルではオーバードライブによりCN比がさらに向上します)
(R7モデルでも外部同期として20MHzを入力すれば向上します)
Setupコード=8 Setupコード=9 MOD=4000,fPFD=400kHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│R5_LN00 10M 100 ││R5_LS00 10M 100 │
└----------------┘└----------------┘
Setupコード=A Setupコード=B MOD=1000,fPFD=10MHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│R7_LN00 10M 10k ││R7_LS00 10M 10k │
└----------------┘└----------------┘
Setupコード=C Setupコード=D MOD=2000,fPFD=20MHz
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│R7_LN10 10M 10k ││R7_LS10 10M 10k │
└----------------┘└----------------┘
(R7モデルではCN比が向上します)
Setupコード=E Setupコード=F 出荷時状態に戻す
┌----------------┐┌----------------┐
│SetupDT Ref Step││SetupDT Ref Step│
│Init_0:curs=chnl││Init_1:curs=freq│
└----------------┘└----------------┘
カーソルはチャンネル位置 カーソルは周波数位置
★ PLL351/PLL352/PLL43BL用の、「ぴるるコントローラ」対応ファームウェア(v.011)が出来ました。(2014.6.9)
v.011以降では、USB_tunerモードとSetupコード再設定機能は廃止となります。
■ pilulu(PLL35xシリーズ)ファームウェア・バージョン履歴
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2014.6.9 PLL351/PLL352/PLL43BL用の、「ぴるるコントローラ」対応ファームウェア(v.011)が出来ました。
2011.4.23 v2.9x(v2.91が_01モデル用、v2.93が_03モデル用、v2.95が_R5モデル用、v2.97が_R7モデル用)(統合安定版)
2011.3.28 v2.8x(不具合あり)
2011.3.25 v2.7x(不具合あり)
2010.5.15 v2.4x(v2.41が_01モデル用、v2.43が_03モデル用、v2.45が_R5モデル用、v2.47が_R7モデル用)
2010.2.17 v2.3x(v2.31が_01モデル用、v2.33が_03モデル用、v2.35が_R5モデル用、v2.37が_R7モデル用)
2009.10.14 v1.90 (03,04モデル用) BCDチャンネルモードを追加しました。(組み込み用、SW5=onで起動すると…)
2009.10.14 v1.80 (01,02モデル用) BCDチャンネルモードを追加しました。上限下限も 125MHz, 4800MHzに。
2009.9.16 v1.70 (03,04モデル用) 10kHz_step版, 2700MHZ~3000MHz で一部 UnLock が発生するものに対処、
起動時のカーソル表示位置を修正、制限周波数の下限と上限をそれぞれ、125MHz、4800MHz に拡張。
2009.9.3 v1.50 (01,02モデル用) 100Hz_stepの改良版
2009.8.31 v1.30 (03,04モデル用) 10kHz_step版, 下記3点のBugFix, 上限->4.6GHz
2009.7.28 v1.00 100Hz_step初版, Bug有り(BandSelectClockDividerValueの破壊, PR1の設定ミス, UnLock表示のもつれ)